今日は「癖の強い龍神(疾風)とぽろりのお話し会」でした。

家の玄関を出たところで、立ち止まったぽろり

ぽ：年神がついてきたいっていうとるんやけど
連れていっても良い？

む：いいよー。

ぽ：でも、めんどくさいしなぁ。
あんたは、留守番しててちょうだい。

年神さま：えぇ！！

む：ぽろりが動かないと、年神さまは、自分の当番の地域から出られないんだから、ついていきたいって言うてるのに、いろんな界隈を、見せてあげてよ

てことで、年神さまを連れていきました。

お話し会の会場に行く道中に、
「あんた、お餅もらった？」
と、大原稲荷さんに声をかけたりして、喜んでついてこられました


みんなの席を用意して、さて始めようかとしたら、

年神さま：わしの座るところは？

ぽ：はいはい、年神さま用の椅子。

年神さま：わしの体がみんなに見えんから、席をもっと高くしておくれ

ぽ：いやいやあんた、誰にも見えんから



みんなにお菓子を配っていると

年神さま：わしのは？

ぽ：いるん？

また、都合よく、何故か余分に持ってきているというぽろり🍬


年神さまは、お話し会に口を挟むことなく、ニコニコ笑っていらっしゃいました。


世の中の風習として、昔のようにお正月の準備をする国民が少なくなってきています。

年神さまは、山から降りてくるときにたくさんの福が入った宝箱を持ってきて、民に福を与えようとしますが、しめ縄(しるし)と鏡餅(依り代)のない家が増えて、持ってきた福の宝が余っています。
余った宝は山に持って帰れないので、スッカラカンにするため、どうにかして分け与え、ようとされているのかもしれませんね。


年神さまは、白い作務衣なような出立ちで、肩からポシェットをかけています。


　　　　　　久しぶりのぼろり画伯の絵

「何が入っているの」って聞いたら、大きな盃でした。

民からもらったお酒(のエネルギー)を山に持ち帰り、それを山のエネルギー補充にします。
民は、また、秋にその恵みを収穫していただく。
という循環が、自然のなかでおこなわれているのだそうです。


昔ながらの伝統には意味があるんですね。


年神さま
明日も一緒に来るやろ？


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